5歳児の2泊3日~清里の自然の中で~

年長組が2泊3日で山梨県の清里にキャンプに行ってまいりました。

大自然の中、家族と離れて友達や先生と一緒に過ごし、たくさんの経験をしました。

おもちゃがなくても、子どもたちは五感を使ってさまざまな遊びを展開しました。

川崎に戻った今も、身近な自然に目を向けてくれていると嬉しいです。

自然の中ではどんな音が聴こえる?

園庭の恵み~ウメシゴト~

5月末、二日間にわたって行なった梅仕事。 1日目は、梅もぎからスタート。高い所にある実は、梯子を使って収穫しました。梅もぎには色んな発見がいっぱい!「ちょっとチーズの匂いがする!」「フワフワしてて気持ちいい」などと言いながら頬に梅を当てて感触を楽しんだりしていました。 2日目に、収穫した梅が全部で何個か数えてみると…その数550個!重さを量ってみると19キロもあるということがわかり、子ども達とどっちが重いか、重さ比べをして楽しみました。

その後はいよいよジュース作り!梅を洗ってヘタを取り、フォークで穴を開けて、瓶に砂糖と梅を交互に入れて…。こんなにも工程があるのに、子ども達は飽きることなく長い時間作業に集中していました。

毎年子ども達に恵みをもたらす園庭の木々。梅の他にも琵琶や山桜桃梅(ユスラウメ)など、20種類以上の樹木草花が子ども達の園生活に恵みを与えてくれています。

今年も美味しいウメジューズができますように・・・・♬

家族で遊ぼうDAY

  普段子ども達が生活している場所にご家族を招待したい。そんな思いから始まり、ありったけの思いを込めて準備をさせていただきました。 ご家族、小学生、小さな兄弟もいる幼稚園はとても温かく賑やかでした。ご家族が一緒だから楽しさが2倍になる事。ご家族が一杯いるからいつもと違う幼稚園で困った事。子ども達の気持ちは正直でした。 子ども達はそんな思いも見せてくれるからこそ、もっともっと一人ひとりを知りたい!過ごしやすい環境を整えたいと思う私達です。 今日の様子をほんの少しご紹介いたします。 残念ながらお休みだった子も登園してから 一緒にしましょうね!

「早く見せたい!渡したい!」

お母様のお手元に届けた母の日のプレゼント。

年中組からのプレゼントは〝アロマディフューザー〟です。
身近な保冷剤を使ってお母さんの好きな色を思い浮かべたり、色の変化や感触を楽しみながら作りました。
また、自由遊びで「これ(手紙)もプレゼントなんだ!」と手提げ鞄にそっと入れる子の姿も見られました。

「もう、早く渡したい!!!いつ渡すの?」と渡す日を心待ちにしていた子ども達。当日は、思い思いの日頃の感謝の気持ちとともにお母様に届けました。

お母さん いつもありがとう!

園長コラム 不安混乱期

 太陽幼稚園では新学期が始まった4月・5月を「不安混乱期」と呼んでいます。この状況は子どもだけではなく、保護者の方そして教職員も不安混乱になります。特に年少児は初めての世界を生きることになり大好きなお父さん、お母さんと離れ、社会の始めの一歩を踏み出します。この世の終わりかと思うくらい泣く子がいます。固まって動かない子もいます。

「近よらないで~!」「目を合わさないで~!」という表現の子も。昨日はケラケラ笑っていたのに今日は泣く子もいます。皆不安でしかたがないのです。どうしていいか分からないのです。私達はひたすら子どもが望むようにし、泣きたい子は泣きやませず泣かせてあげます。

「そうだね、泣きたいね。寂しいね。ママがいいね。」嫌がらなければ手を握ったり、ひざに乗せたり、背中をさすったり・・・。そうしていくと不思議なことに一日一日様子が変わり、泣く時間が短くなったり、楽しいことをしている子に近づいてみたり、ポツリポツリ話をしてくれたり、大人の側に来たり。子どもは育とうとする力を身体の中に持っていてムクムクと出し始めるので感動します。人間は集団の中で“食べること”“排泄すること”により新しい環境に慣れると言われています。まさに自立の一歩です。そして私達が心がけている一つに生活の流れを変えないというものがあります。朝登園したらまず教室に入り「先生おはよう。来たよ。」と挨拶をし、身支度を整え遊びに流れます。バスの子も歩きの子も全員が集まりみんなで顔をそろえたところで「今日は何をしようかナ」と始まります。生活のリズムが整うと子ども達の心のリズムも整います。2週間足らずの積み重ねで回りの子を見ながら見よう見まねで子ども達は少しずつ基本的な生活習慣(身辺の片付けや準備)の習得をしていきます。生を受けてまだ3年の子がほとんどですが保護者の方の見えないところでこんなに大きな成長が見られるようになります。大したものです。

 もう一点注目したいのは1つ上の年中児です。初めてのクラス替え、教室も担任も変わりました(変わらない子もいます)。不安混乱のまっただ中です。自分自身が一つ大きくなったという喜びや実感がどの子にもあり、クラス名札の色が変わったことが嬉しくて嬉しくて。でも今まで自分たちが慣れ親しんだ教室に、なんと違う集団がいることに気づきます。年少児の存在に、初めて自分が一つ大きくなるということの現実にぶつかります。元担任が「取られた!」と号泣!その姿に元担任も側にいた保護者も涙々・・・本当は大きくなりたくなかった。先生も友達も3月のそのままでよかった。それでも翌日元気に登園。これまた大したものです。また年中児になって初めての4月のお誕生日会。年少児の頃は各クラスでアットホームなお誕生日会を行なってきました。一つ大きくなると2クラス合同でホールに上がりお誕生日会をします。舞台に上がった4月生まれの誕生園児を見て何やら嬉しそうな表情。皆から拍手で「おめでとう」の嵐。「僕もおめでとうってやってもらいたい」とフロアーの子からの声。とうとう涙声に。前に座っていたAちゃん。「今日は4月生まれの子だけなの。B君は4月じゃないでしょ!まだ先。」それでもB君は「僕も僕も」と連呼。「ダメったらダメ。泣いたってダメなんだから」このような理屈を友達に話せる年中児。年少の頃は誕生日って何?の世界でした。Aちゃんは12回のお誕生日の体験で得てきた知識を友達に伝え、また、泣いたって通らないことがある体験もたくさんしてきたのでしょう。

 このように学年の成長も様々、個の育ちも様々です。人生の大事な節目を何度も乗り越えたくましくなります。不安混乱の時こそ、その子のありのままを受け止めひたすら共感していきます。その子の寂しさ、思い、出した言葉を同じ言葉でくり返します。「お誕生日してほしかったね。」

 一方、保護者の方はいかがでしょうか。子どもと離れてご自宅に戻っても落ちつかない様子だったのではないでしょうか。大丈夫です。保護者の方も少しずつ園生活のリズムに慣れて、お昼寝の時間でも持っていただけるといいいですね。とにかくお母さんは多忙きわまりないと思います。子どもが何かトラブルを起こすと母親が責められたり、子どもが帰ってくればすぐに「お腹がすいた~!」となります。なんでも「ママ、ママ」私はたまには「お父さんと言って!」と叫んだことがありましたよ。兄弟がいれば必ず親の前でけんかをしませんか。「けんかをするなら多摩川に行ってしてきて~!」と若かりしころ子どもに言ったら、今だに30を過ぎた娘が“お母さんの忘れられない言葉!”と覚えています。ある精神科女医が言っていた言葉ですが、今日何をしたかではなく「今日どれくらい休めたかな?」が大切だそうです。休みが足りなかったら意識的に取るようにしてみましょう。この不安混乱期はどなたも体調をくずしやすいのでくれぐれもご自身を大切にお過ごしください。ご一緒にこの混乱期を乗り越えましょうね。

キンダーキャンプの準備会を経て…

 6月にあるキンダーキャンプの準備会のため、教職員で清里に行ってまいりました。4月後半の清里の自然を直接耳や肌、匂い等の五感で感じながら、年長の子ども達とどんな自然を楽しもうか思いを巡らせながら下見とキャンプの準備をさせていただきました。  

 清里で見た自然の風景や、子ども達が実際に泊まる自然学校の写真と、清里の現地で拾った自然物のお土産を年長組の廊下の前に掲示いたしました。興味津々に写真や自然物を手に取って見たり、松ぼっくりに興味を示して「松ぼっくりを水に付けてみたらどうなるんだろう?」と実験をしてみる子も…!一体どのように変化したのでしょうね。  

″ちいさなせんぱいたち”


入園式から1週間が経ちました。 年少組の子ども達は、お母さんを求めて涙を流したり、自分の好きなものや遊びを見つけて楽しんだりと、様々な姿が見られます。分からないときや困ったときはどこからともなく年中組や年長組のお兄さんお姉さんがやってきて、たくさん助けてくれています。

”ちいさなせんぱいたち”毎日ありがとう♪

「N&K おかあさんとIT’s SHOW !」

 太陽幼稚園に歌のおにいさん(?)、おねえさん(?)が来てくれました!この道45年!?歌やダンスはもちろん、笑いあり涙ありの楽しく充実した時間を届けていただきました。実はこのおにいさん、太陽第一幼稚園の在園児のお父様で俳優の乾直樹さん。おねえさんはダンスインストラクターで俳優の三島くみこさんです。初日は第一・第二両園の在園児向けに、2日目は地域の方々にも開放して計4公演行なっていただきました。照明や音響も本格的にしていただき、普段とは違うホールの雰囲気に子ども達も息をのみながらも、2人の楽しく息の合った演技や表現に大笑いする場面も。またなおきおにいさんとくみこおねえさんに会えるといいなあ♪

年中組で「見立て絵」の製作を行ないました。

たくさんの柄、形に切られた布の中から好きなものを選び「何に見えるかな〜?」と想像を膨らませる子どもたち。

「これは子ども部屋のお布団!」「白いから雪にしよう!」と、子どもたちからはアイデアがたくさん飛び出してきます。

好きな場所に貼った後は、クレヨンで絵を描いていきます。

「犬がお散歩してるから花も描く♪」「三角形だから滑り台にして、公園も描く!」なかには、隣の友だちと絵を繋ぎ合わせて一つの絵にしよう!としている子も。

一人ひとりのアイデアが詰まった作品となりました。

年中組の物語の世界のはじまり

2学期半ばごろから教育発表会の劇の取り組みを始めた年中組。今ではセリフを誰が言うのか決めたり、劇中に歌ったり、友だち同士で教え合ったりと、段々と劇らしくなってきました。ただ、初めから劇として取り組んでいたのではなく、様々なことで遊んできました。  

 「いろいろへんないろのはじまり」を行なうあじさい組では、以前作った色水がジュースになったり、薬になったり。本物の筆でひたすら塗ったものが家の仕切りになったり、絨毯になったり、かくれんぼしたり。なのはな組も、おうちごっこの中にウサギやキツネのペープサートが登場し展開されたていったり、1人で全役行なう〝きつねとうさぎ〟劇場が始まったり。普段の遊びの中に入るほど、物語の世界が始まってまいりました。さて、ここからどのようになっていくのでしょうね。