「人形劇クラブ発足!」 

 「人形劇クラブ発足!」 その名も人形劇団”きのみのみ”!子ども達による園内放送を聞きつけ、年少、年中の友だちがお客さんとして集まりました。 いつでも裏側は大忙しのてんやわんや!それが楽しいきのみのみ。

秋の味覚♪お芋掘り

青空の下、お芋掘りに行ってきました。 一つの苗にたわわに実ったお芋と向き合い格闘する数分間…。頭を捻っては打つ手を考え、挑戦し続ける子ども達の姿は、見ていて実に頼もしかったです。 自分で掘ったお芋をリュックいっぱいに入れて「重いけど全部持って帰る!」と子どもたち。「ママに天ぷらにしてもらうんだ!」「うちはスイートポテト作るよ!」などなど、頭の中にはすでに調理されたおいしいお芋料理の想像が膨らみ、その思いがずっしり重いリュックを少し軽くしているようにも見えました。自分で掘ったお芋の味はきっと格別だろうなぁ。

年少 初めてのせせらぎ散歩

  初めてのせせらぎ散歩。 前日に、せせらぎに散歩に行くという話をした際、「虫がいるかも!」「魚もいるんじゃない?」「ザリガニがいるよ!」など、子ども達から色々な声が上がりました。 昨日、そんな楽しみを胸に眠ったのでしょうか。今朝は登園と同時に、「どうやってザリガニ捕まえようかずっと考えてたんだ」という声が聞こえてきました。 ある子が、金木犀の木についている名札を見て「なんて読むの?」と聞いたのをきっかけに、”金木犀”の存在が広がって…。「いいにおい…」と匂いをかぐ姿も多く見られました。他にも、ザリガニやメダカ、オタマジャクシなど様々な生き物に出会い、「また行きたい!」という気持ちとともに本日を終えました。

子どもが作り上げるスポーツデー

年に一度のスポーツデー。
年長組は演目の一つとして「組体操」を行ないます。
ただ教えられた技を行なうのではなく、技の基本を身に着けた後、子どもたち同士話し合い、オリジナルの技を考え、披露する機会も設けています。

さて、スポーツデーを週末に控え、今年も園舎内の至る所で「話し合い」が繰り広げられています。年長組は、自分達の取り組みを振り返り、「もっとここをこうした方がいいんじゃないか」「いや、こういう方法も考えられる」「まって!この方法の良くないところがあるよ、それはね‥」など白熱した意見が交換されています。 もちろん、組体操だけでなく、他の演目についても子ども達のアイディアが色々なところに詰まっているのが太陽のスポーツデーです。

さぁ、「自分達のスポーツデー」まであと数日。 今、この時を大切に過ごしています。

「こんな形はどう?」プレゼン中です(笑)
オリジナル組体操のイメージをイラストや字で表現する子ども達

「特別オープン!ねこじゃらし屋さん」

 武蔵新城駅にあるカフェ「新城テラス」の横にある空き地に生えていた沢山の猫じゃらしを、持ち主の方のご厚意で刈り取らせて頂きました。

 突如オープンした「ねこじゃらし屋さん」に、「なんだ⁈」とばかりに集まって来た子ども達。引っこ抜いてみたり、綿毛のようにふぅーっと飛ばそうとしてみたり、大切に手に持ったまま遊びに行ったりと、ねこじゃらしと思い思いに遊びました。

お手伝いマン参上!

年少組には「お手伝いマン」がたくさんいます。帰りの支度をしている時、「(制服の)ぱっちんやろうか?」と声をかけたり、手提げ屋さんになって友だちの名前を呼んで配ったり、自分の支度が途中でも先に友だちを手伝う姿も‥。

周りの友だちに興味を持ち、1学期よりも関わりが広がってきたからこそ、友だちにやってあげたいという気持ちが芽生え始めています?

制服の左肩部分はスナップボタンで留めるようになっています。
「パッチンしようか?」「ありがとう!」
「ちょっと動かないでね」「うん」
「手提げ忘れてるよ」
「私がお友だちの分も持って行ってあげる!」
「お弁当の片づけ手伝って」「いいよ!」

いよいよ二学期のはじまり

夏休みが終わり、幼稚園ににぎやかな声が戻ってきました。今学期もどうぞよろしくお願いいたします。

幼稚園で「こんなことして遊びたい!」「○○ちゃんと遊びたい!」と思い描いて登園する子ども達。中には「幼稚園よりおうちがいい…」という子もいますよね。一人ひとりに寄り添って子ども達と遊びを作っていきたいと思っています。

「先生~~バレーボールやりたい‼」こんな声から始まったバレーボール遊び。黄色と青の風船ボールをバレーボールにしていざ開始!!「行くぞ!!」「それ~~!!」掛け声も飛び交いなんとも本格的。今年はオリンピックもあり、様々なスポーツを見る機会も多かった夏休みだったかもしれませんね。数人から始まったバレーボール。早くも”スポーツの秋”到来の予感です。

偶然にもみんなおそろいのカラーTシャツ。背番号をつけやる気充分です。

園長コラム 子ども自身で決めることを大切にする

 日々生活する中で、良かれと思って保護者の方が子どもに代わって決めてあげるということを習慣的にしていませんか。前回のブログでご紹介いたしました、太陽幼稚園の子ども達は「今日は幼稚園で何をして遊ぼうかな」と、子どもが考えて決めます。進んで遊ぶ子は何をしたいか、誰と遊びたいか等が明確です。

逆に何もしない子。さて、どうしましょう。私達大人はなんとか楽しませてあげたいと思うので、頼まれてもいないのに色々な言葉をかけます。「何をしたい?ブロックする?ここに机を持ってきて絵を描く?それとも散歩に行く?」何もしていない、つまらなそうだから、なんとかしてあげよう。この子ならこの遊びが適しているかも・・・。これは幼児教育において非常に多い対応ですが、実は子どもの育ちの妨げになっていることが多いのです。何かをしなくていいのです。子どもは一人になりたい時があったり、どうしようかな、と考えている時もあります。友だちの遊ぶところを見ている時もあります。子ども自ら動き出すまで待つ姿勢が必要ではないでしょうか。「待てる大人」が側にいると、子どもは安心して動き出します。(何日もかかる時もあります。)

 例えば、「ここに赤、黄、緑、白、青、金色の折り紙があるけど、何色を使いたい?」そこから選んで子どもが決めます。“選ぶ”のも子どもです。また、ヤダ!って言っても聞いてくれない。ワァ〜ン!泣いても分かってくれない。ひっくり返って暴れて物を投げても、叱られるだけ。子どもの出す信号に気づき、何に困り、どうしたいのかを大騒ぎしてひっくり返る前に、言葉で出している時に受け止めたいのです。自分の気持ちを外に出して表現して良いんだ!という心を育てたいと思っています。

「教育発表会」という行事があります。教育発表会は大きな舞台で各学年の育ちに合わせた発表をしています。取り組む中で、私達が最も大切にしているのは、劇(4歳児)や楽器(5歳児)の役決めです。一つの目標に向かって、仲間と作っていくプロセスを重視しています。入り口にある大切な役決めは、誰かが決めるのではなく、自分です。自分がどうしたいのかです。

年長児はたった一つしかない楽器に、複数希望者が集まると話し合いをします。皆の前でプレゼンです。なぜ、こんなにこの楽器をしたいのか、じっと仲間の気持ちに耳を傾けます。話し合いの中で自分自身を見つめます。“だってこの楽器を弾きたい”“年少の時からしたかった”“でも○○ちゃんの気持ちも分かる”“この間、スポーツデーで自分がしたいようにさせてもらったから、今度は○○ちゃんの番でも良いかな”“いつも良いよって言う○○くんが良いよって言わないの初めて聞いたし”“でも、お母さんがその楽器を諦めないでって言ってたし”

友達の気持ちを聞くと、揺らぐ子。いや、絶対したい!と譲らない子。大太鼓を巡って、6人の思いがぶつかりました。お互いの気持ちを知っていく中で最後は2人に。姉妹園に借りると言いテレビ電話で交渉。しかし、「私たちも同じ様に毎日使うから貸せない」と言われました。2人の結論は、交代で打つことになりました。あの時の2人の達成感を味わった顔は今でも忘れられません。

ここまで決める、にこだわる理由は何でしょう。大人の都合に従っていたら、誰かが提案するまで待つ子になるでしょう。太陽の子は、大人の提案にまず従いません。(良い意味でですよ)自分がしっかりあります。この柱を育てたいと思います。

自分で考えて行動できる子になるには、人の指示に従うのではなく、自分がこうだと思うことをしてみる。失敗したらそれだけ大きな宝物を獲得する。大人も支える。また歩き出す。この繰り返しだと思います。

見栄えのある劇発表をする。迫力のある合奏を発表することもあっては良いかとは思いますが、劇や合奏を通して、見えない心を育てるのが太陽の教育です。一人では学べない力を仲間がいたから自分も育てられた。こんな力が達成感や自信に繋がるのではないでしょうか。

園長コラム 自分でつくる幼稚園生活

 太陽幼稚園の一日は「さて、今日は何をして遊ぼうか」から始まります。「自分のしたい遊びを存分にする」ということを大切にしています。三十人いれば、三十通りの意見が出ます。

 こんな時がありました。「みんなの家族が幼稚園に来る日があるけど、皆はお家の人と何をして遊びたい?」と聞くと、外で遊びたい、ドッジボールをしたい、おままごとをしたい、縄跳びをするのを見てほしい、お化け屋敷を作って驚かせたい、アイスクリームを一緒に作って一緒に食べたい・・・様々です。このように意見を交わす中で、皆気持ちが違うんだ。考えていることが違うんだということを知ります。「皆それぞれ違う」ということが重要です。

 逆に大人が決めたことに子どもが従う。大人が主体だとどのようになるでしょう。「今日はこんなことをします」「ハーイ」子どもが大人の意見に従うことに慣れていると両者共に楽です。反発もせず人の意見も聞かず、他者の違いにも気がつかず、困っている人の存在も知らないでしょう。レールの上を歩けば失敗もせず考えることもしなくていいからです。 

 ある日、第一幼稚園の年長の子が一つの段ボールを見つけ、ガチャガチャの販売機を作りました。プラスチックの丸い容器がコロコロ転がって出てくるので、大人気になりました。と、次は自動販売機を作ろうとなり、段ボールに仮名で「じどうぱんばいき」と誤って書きました。「おもしろいから、パン売機にしよう」となり、お金を入れ「フランスパン、あんパン、ピザ」等、指名をするとパンがゴロゴロ出てくる自動パン売機がまたもや大人気に。年少、年中児はもとより、第二幼稚園の子も招待しました。

 というように、自分がしたい遊びをする。自分がしたいからする。が太陽の基本です。子どもが主体になり、したい遊びの援助を大人がします。気がつくと興味を持った子がゾロゾロと仲間になり、同じ目的を持って、ああでもない、こうでもないと相談し合い、次の日も次の日も遊びが続きます。

 園生活は子どもの手と頭と心を使って作ります。前述したように、大人がレールを引きその上を歩くのは簡単です。なぜなら考えずについていけばいいからです。

 小さい時から健全な心を育てたいと考えています。自分は今、何をしたいのか、遊びたいのか休んでいたいのか、何もしないで友達の遊ぶのを見ていたら誘われた、一人ではできなかったけれど仲間が声をかけてくれたから、してみようかな、楽しい!心が動くのを待ちます。急がなくていいのです。

 「したいことをする」という時に大切なのは瞬間です。子どもの気持ちが動いた時に大人は一緒にする、というのが太陽のスタンスです。待たせない、ということです。担任はもちろん、フリーの教員、職員室にいる総務、体育講師、副園長、園長は子ども最優先です。様々な事柄をやりくりし、子どもの「したい」につき合います。この子ども達の、こうして、ああして、の要望をその瞬間で叶え、人と人との信頼関係を作るのが私たちの子育て、使命です。

 次回は「決める」ということについてお話しいたします。

クラゲ大量発生!?

すっかり夏本番を迎え、暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
園は現在夏休みに入り、園庭では子ども達の代わりにセミたちが元気な声を響かせています。
さて、今回は夏休み直前の様子をお伝えいたします。

年中組の南の島にクラゲの友だちがやってきました!

7月に歌った「南の島のハメハメハ大王」に登場する王様達に、”海の仲間を作ろう!”とクラゲ作りが始まりました。

紫のクラゲもいれば、空色のクラゲ、真っ白のクラゲもいます。光に照らされてキラキラ光る飾りが子ども達のこだわりポイントです♪ クラゲみたいにゆらゆら揺れてみたい!とクラゲごっこを始める子、クラゲの気持ちになって寝転がって休憩する子、クラゲダンスを考える子など、自分たちも海の生き物になりきって遊んでいました!

南の島のハメハメハのみなさん、友だちが来てくれてよかったね♪

8月中は2回程度、園長によるコラム投稿をいたします。
どうぞお楽しみに!