芸術の秋、音楽を感じよう!

年長組は、毎年この時期になると、合奏の取り組みが始まります。そのスタートイベントとして先日、「教職員による演奏会」を行ないました。

子ども達は、様々な楽器を目の前にすると、「早くやってみたい!」と胸が高鳴っているように見えました。演奏が始まると、それぞれの楽器から聞こえてくる音色に興味津々の様子。最後までとてつもない集中力で聞いてくれました♪

演奏が終わると「外国にいるみたいだった!」「面白い音楽だった!」と色々な思いを教えてくれました。その後は音楽講師から楽器の紹介をしていただき、それぞれの奏で方やバチの持ち方などたくさんのことを教えてもらいました。そして、いよいよ待ちに待った楽器遊び!「待ってました」と言わんばかりに楽器のもとへ駆け寄る子ども達。各々が興味のある楽器を自由に奏でながら、その音色や特徴を思う存分味わっているようでした。

「実体験」を「遊び」にして身につく力

連日楽しんでいるお店屋さんごっこ。お休みの日に「ドライブスルー」を経験した子から「ドライブスルーごっこしたい!」との声が挙がり、あっという間に遊びが展開されていきました。まず最初に作ったのは運転用のハンドル。ハンドルの次は以前にも作ってたことのあるポップコーンやポテトの他に、新商品のアイスクリームやおにぎり、焼きそばも増え、フードコーナーは、グッと華やかに✨  他にも、開店ギリギリまで看板や旗、マップなど細かいところまでこだわって準備をしていました。 お客さんが来ると作ったハンドルとカゴを渡し、お店屋さんになり切って接客を楽しみました。まだまだ発展していきそうです♪

共に作り上げるスポーツデー

前回投稿では当日の様子をお伝えしましたが、今回はその舞台裏の一部として、年中組で行なったパラバルーンの取り組みをご紹介します。

太陽幼稚園では、子ども達からの意見や発想を大切にしています。
例えば、「この技は”山”だよ」など予め大人が決めたものを子どもに教えていくというのは簡単です。
しかし、実際に出来上がった形を見せ、子ども達にその形が何に見えるかを聞き、それを技名とすることで子ども達の技に対する愛着も深まります。

さらに、決まった技名を絵で紹介すると、子ども達は「絵本みたい!」「物語にしようよ」と嬉しそうにしていました。
そこで担任がペープサートのパーツを作ってみると、自由遊びの中でブームになっていた映画館ごっこのシアター(2024.9.20投稿参照)を使ってパラバルーンの物語を作り楽しみ始めました。

こうして作り上げていったパラバルーンは、子ども達にとってただの技の連続披露ではなく、自分たちで作り上げていった物語の紹介となっています。

もちろん他学年の演目の中にもたくさんの子ども達の声、思いが散りばめられています。
たいようスポーツデーは、そうして積み上げられてきた子ども達の声や思い、それまでの過程を、当日の子ども達の姿を通して、目で、耳で、肌で感じていただきたい!という思いで開催しています。

ピン!と感じる秋

今週の2歳児クラス、ランランの活動は、等々力にて秋の自然遊びを行いました。森の宝探しでは、親子で春とは違う自然物の発見に驚いたり、秋ならではのどんぐりや葉っぱとの出会いがあったり… 親子で温かな時間を過ごせました。 宝探し後は、お気に入りの物をBOXに詰めて、世界にひとつの秋の色鮮やかなランチBOXが出来上がりました。 これから気持ちの良い秋の季節になります。 お子様と自然を感じながら、 「森のお弁当」作り、みなさんもぜひやってみてください!

あそび は まなび

 2学期が始まり2週間。子ども達の遊びは益々深みを増し、園舎内は様々なアイデアで溢れかえっています。 お手製のパペットを使っての映画館ごっこやピタゴラ工場(ピタゴラスイッチ作り)、各種コンサート遊びやごっこ遊びなど。子ども達の知恵と工夫がたっぷり詰まった遊びはクラスや学年を越え、交流が広がるきっかけにもなっています。

 遊び=学び。子ども達は人やモノや場に自らかかわり、「世界」をつくり出していく中で、楽しみながら、想像性・創造性・社会性・構成力・理解力・操作性など、実に豊かな学びを得ています。

子どもと教師の関係性

二学期が始まり1週間。

早速子ども達の遊びのアイデアが溢れ、「こんなことやりたい!」「面白そう!」と言う声が飛び交っていました。

友だちと相談し協力しながら、自分たちで遊びの世界を作り出しています♪  

お手製のパペットを作ると、机などを使って自然と人形劇が始まりました。
しばらくすると「映画館みたいなの作りたい!」という声が…。
そこで教師が段ボールを使ってのスクリーンのようなものを提案すると、教師と一緒になって大喜びで貼り合わせたり、色を塗ったりして大きなスクリーンが出来上がりました。
看板も作って映画館完成!大人気の遊び場となっています。
他にもジュースやポップコーン、チケット作りなど自然と遊びは派生していっています。

また、TVに影響を受けたのかピタゴラ工場(ピタゴラスイッチ作り)に夢中になる子もいます。
歩きながらも「どういう風にするとあそこがうまく転がるかなぁ…」と考え、職員室の事務職員に相談を持ち掛ける子もいます。
「例えばこういう方法は?」「おーっ、いいね!」早速試しに教室まで走り戻る姿も。

子ども達は遊びの天才です。
ある程度見通しが立ってしまう大人は、やる前から「大変そう」「時間が足りない」など考えがちですが、子どもにそんなことは関係ありません。
興味を持った目の前のことに、制約などの雑念を持つことなく没頭することができるのは子どもの特権とも言えることではないでしょうか。
だからこそ教師は口を出し過ぎないことを大切にしています。
その中で、子どもから出た声を拾い、時に見守り、時に良き相談人となり、時に提案者となる・・・共に歩みながらも、あくまでも活動の中心にいるのは子ども、そのようなかかわりを大切にしながら太陽幼稚園の日々は進んでいきます。

季節の手しごと、梅しごと

太陽幼稚園では、食育活動を行なっています。5月下旬には、毎年恒例の梅仕事を行ないました。 まず梅もぎ。梯子を使って取ったり雲梯や木に登って取ったりと、様々な方法で収穫しました。「甘い匂いがする〜!」とか「フワフワしてて気持ちいいね」と、嬉しそうに観察する姿が見られました。 次の日には、収穫した梅を使ってジュースを作りました。梅のおへそを丁寧に取り、フォークで穴をあけ、瓶に砂糖と梅を交互に入れて…。やっと梅ジュースを作れる!という喜びを味わいながら作る子ども達は、本当に楽しそうでした。6月中旬頃、砂糖が日に日に溶けていく様子や、梅の変化を楽しんできました。ある日、「ねぇ!梅がシワシワになってるよ!」「梅干しジュースだ!」と子ども達がはしゃいでいる様子が見られました。 「早く飲みたいな〜」「お母さんとか年少さん達にもあげたいな」と梅ジュース完成を楽しみにしている子ども達。そして6月下旬、ついに…完成した梅ジュースを飲むことができました🍹 一口飲んだ瞬間、「うま〜!!」「なんだか桃の味がする!」と、自分たちが一生懸命作った梅ジュースを飲める喜びを実感していたようでした。 そして、ずっと楽しみにしていた梅仕事の一つが、”おうちの人に飲んでもらう”ということ。夢が叶った子ども達は本当に嬉しそうでした。待つ楽しみを与えてくれる梅仕事、これからも大切にしていきたいと思います。

TAIYO KINDER CAMP

太陽幼稚園では年長組になると、2泊3日でキャンプに出掛けます。場所は自然豊かな『清里』。

子ども達とまるまる3日間過ごせるこのひとときは、教職員にとって格別の時間です。

今年も、昼の森と夜の森、ヘイライドや焼きマシュマロ、おたまじゃくし取りにキャンプファイヤーなど、清里での非日常を思う存分味わい尽くす子ども達でした。

初めての社会生活

多くの子ども達にとって、幼稚園は初めての社会生活の場です。
大好きな家族と離れる時間は子どもにとっては一大事。
しかし、4月の入園からおよそ2ヵ月経ち、嬉しい・楽しいを積み上げてきた子ども達。
そしてその嬉しい・楽しいを与えてくれるのは、教師はもちろんのこと、周囲の友だちの力が大きいことは間違いありません。
「一人遊びも楽しいけど二人で遊ぶのも楽しいな!」「みんなで一緒に踊るって楽しいな!」「一緒に笑うと嬉しい気持ちになるな!」集団生活を通してこそ感じることができる感覚。

「〇〇くんはどこー?」「〇〇ちゃんと遊んでくる!」日に日に増える友達を呼ぶ声、探す声を嬉しく思いながら、これからの成長を楽しみに感じる日々です。

センス・オブ・ワンダー

「”知ること”は”感じること”の半分も重要ではない」

 これはアメリカの生物学者レイチェルカーソンの言葉です。太陽幼稚園では、園を飛び出して様々な場所に出掛ける機会を設けています。

今回は東高根森林公園。早くも夏の到来を感じる暑い日ではありましたが、子ども達は暑さなんてなんのその!鬼ごっこにかくれんぼ、電車ごっこ、虫探しにお花摘み、木々のトンネルでトトロごっこ…♪  大自然に抱かれながら、思うままに感じるままに各々の遊びを味わい尽くしました。

自然は子ども達に様々なことを教えてくれます。これからも我々教師は、子どもたちと自然を繋ぐ「自然案内人」でありたいと思います。