楽器遊び🎹🎶

ホームページ内でもご紹介している通り、太陽幼稚園では2月に教育発表会という行事があり、近隣施設の大ホールをお借りし、年長組は器楽合奏を披露しています。
担当楽器については、教師が割り振るという事はせず、以下の流れで自分たちで決めていきます。

園内には様々な楽器があり、それぞれの特徴や使い方などの指導を受けた後、子ども達は実際にそれらに触れて遊び、自分が合奏の中で演奏したい楽器をじっくり決めていきます。
もちろん、楽器の数には限りがありますので、全員が第一希望の楽器に決められるわけではありません。
そのため、楽器の数に対して希望者が多かった場合は、子どもたち同士での話し合いが行なわれます。
「僕はこの楽器のこういうところが好きでこの楽器をしたいと思ったんだ」「私は優しい音がする楽器にしたいと思ったからこの楽器がしたいんだ」などなど、入園当初はなかなか自分の気持ちを言葉にすることができなかった子も、3年間の中でたくさんの話し合いの場を通しての経験を基に、伝えたいという思いを持ち、同時に相手の話にも耳を傾けようという思いを持って場に臨んでいます。
結果として、譲ったり、譲られたりという事が生まれるわけですが、その後の姿を見ていると、これら一つ一つの出来事が、個人としての心や、仲間という意識を高めていっているように思います。

こうした取り組みを経て決まっていく楽器ですので、子ども達は自分が担当する楽器に対しての愛着や責任感を持って演奏に取り組んでいます。
最終的に上手に演奏できるようになる、というのは、もちろん子ども達の達成感にもつながる事なので大切なことですが、それよりも大切にしているのがこれらの過程です。
日々の教育や、様々な行事を通して、子ども達にはこれからの人生を送っていく上で大切な「生きる力」を身に着けていってほしいと考えております。

さて、今回は、自分の好きな楽器に出会うための楽器遊びの様子を写真でご紹介します。

おもちつきで感じる日本の心

 先日行なわれたおもちつき。 前々日の器具準備、前日のお米研ぎからおもちつきまで丁寧に子ども達と準備してきました。一粒一粒大切に、こぼれないように丁寧にもち米を研ぐ子ども達。そして当日、かまどから出る炎、煙突から出る煙、もち米を蒸す匂い、蒸し立てのもち米を味見、お父さん達の威勢の良い掛け声、餅の味付けをするお母さん達の和気あいあいとした笑い声、自分で持つ杵の重さ、そしてつきたてのお餅の味・・・。五感いっぱいに楽しんだおもちつきでした。その過程一つ一つが大切にしたい日本の心です。お米砥ぎからお力添えいただきましたボランティアの皆様、ありがとうございました。

きらめきに包まれたクリスマス会

すっかり世間もクリスマスムード一色な中、幼稚園でも先日クリスマス会を行ないました。 薄暗い幻想的な雰囲気の中で、始まった影絵。そして素敵な年長組の言葉と共に、点灯し一気に3階ホールは煌びやかな世界へと変わりました✨️トーンチャイムの音色に耳を傾けたり、みんなで歌を歌ったり、教師劇を鑑賞したりと盛りだくさんなひと時となりました。 普段とは異なる夕方の幼稚園の雰囲気や、きらきらと輝くイルミネーションに目を輝かせていた子どもたち。 そして、友だちと食べたケーキは、特別でいつもよりも一段と美味しく感じたかもしれませんね🍰 クリスマス会ならではの雰囲気をたっぷり味わい、心温まるひとときとなりました。

姉妹園の友だちと出会いました!

姉妹園の第二幼稚園へ遊びに行きました。到着すると第二幼稚園の年少組、うさぎ・ひよこ組の子が「こっちだよ〜」と手を取って案内してくれました。みかん組は、初めての場所に緊張しながら、キョロキョロと見慣れない幼稚園の中へ…。第二幼稚園で新たな友だちとの出会いを経験しました。

さつま芋の蒸しケーキ

年少組でさつま芋の蒸しケーキを作りました。

真新しいエプロンや三角巾を身につけ、心躍らせる子ども達。この日を指落ち数えて心待ちにしていたようです。

さつまいもを包丁で切り、生地を混ぜ、最後は好きなだけサイコロカットのお芋をトッピング!
どの工程も緊張しながらも楽しんでいました。

自分たちで作ったものは、一段とおいしく感じるもの✨
秋の恵みをみんなで丁寧に味わいました🍠

トントン後期スタート

 トントン後期がスタートしました♪ 後期初回は、前期から続く忍者修行🥷と称した運動遊びと触れ合い遊びをおこないました。 今回は新たに坂道修行が追加されましたが、子ども達はなんのその✨前期と合わせると3度目となる修行だけあって身のこなし方が上手になってきました♪

 それ以外にも体幹が鍛えられるペンギン歩き、バランス感覚や空間認知力がアップするコウモリ抱っこ🦇、握力、腕力、足の内側の筋力が鍛えられるコアラ抱っこ🐨もおこないスキンシップを取りながら身体をたくさん動かしました✨ お家でもできる修行もあるので、ぜひ時間を見つけて試してみてください☺️ 最後に、トントンのママ達にも伝えましたがお子様を抱っこした時にその姿を鏡に映してみてください🪞 そうする事で感覚だけでなく視覚でも抱っこされているという事を認識し、子どもはより幸福感を感じるそうです✨

無限の世界✨

年長組の活動で、切り紙を使って「コラージュ製作」を行ないました。

「私が好きな景色でいっぱいにしたいな〜🤔」と理想の作品を作るために紙を探す子や、自分の世界に入り込みながら集中して行なう子どもの姿が見られました。

お気に入りの紙の色や形、種類を見て心がときめく子ども達。
どんどんアイデアを広げながら、コラージュの世界を楽しんでいました。

そこにあるのは無限の可能性を秘めた子ども達の“世界”。
自分だけの世界を見つける喜びが、子ども達の心にやさしく芽生えた瞬間でした。

園長コラム 石井桃子の言葉

 「大人になってから、老人になってからあなたを支えてくれるのは子ども時代のあなたです。」―石井桃子

 私はこの言葉が好きです。石井桃子氏は児童文学作家であり翻訳家です。「くまのプーさん」「ピーターラビットのおはなし」「うさこちゃん」といった数々の絵本の翻訳を手がけました。また明治、大正、昭和、平成の時代を生き子ども達に「よい絵本」の普及に尽した方です。

 乳幼児は自分が生きているプロセスや体験が将来に生かされると考えながら遊んでいません。児童精神科医の佐々木正美先生も「子ども時代に仲間と燃えるような遊びをする体験が大切」だと言っています。

 子どもたちの遊んでいる様子を見るといつでもうさぎになれ、パンダになれ、お母さんにも赤ちゃんにもなれます。何度も飽きもせず、くり返し同じことをし、くり返し叱られ、へこたれません。工夫次第でもっと効率的に遊べるのに、と大人の私達は思っても、遠回りをし汗だくになり夢中で取り組みます。仲間に入れて欲しくて陰でそっとシールを渡したり…。「もう一生遊ばない!」と言いながら翌日いつも通りに遊ぶ。さまざまな姿があり、大人には到底真似できない柔軟性や素直さを持っています。

 皆さんは幼少期にどのような遊びをしましたか?私は三人兄妹の真ん中で育ち、家が商売をしていた関係でほぼ放りっぱなしで育てられました。でも祖父母、叔父叔母、従兄弟、近所の方は家族同様の扱いをしてくれました。なんといっても母は神様のような人でした。幼少期の頃は2つ下の妹を常に抱え近所の友達と毎日暗くなるまで遊びました。路地での缶蹴り、大きな土管の中でおままごと、原っぱで鬼ごっこ、ボール遊び。習い事で母が迎えに来ても「行かないよ〜」と逃げ回っていました。従兄弟と兄妹で他人の玄関の階段を拝借し「忍者部隊月光」(当時流行っていたTV番組)の真似で忍者になりきり素早く移動。

 家では自分が入れるほどの茶箱に入っている母の着物や洋服を引っぱり出し、母になった気分で着替え、妹の手を引き大通りを渡って友達の家へ。相手の友達も同じようにおめかしをして、お家ごっこ。今日は和装、今日は洋装。母の花のついた白いハイヒールを履き、革のバッグをさげ、ヒールを履いて大通りを渡る。途中でずっこけ、ヒールを折る!時にはストッキングまで履いて遊びに行ったこともありました。それでも母は一切うるさいことは言わず、叱ることもなく、私と妹の遊ぶ姿を優しいまなざしで見ていてくれました。キラキラ光るストッキングの光りは今でも忘れられません。そして茶箱の中に入っていたナフタリン(芳香剤)の臭いもしてきそうです。

 友達の家では度々夕食をご馳走になり、気がつくと私専用のお茶碗とお箸が用意され、いつでもウェルカムな待遇。週末はほとんど家にいず、従兄弟の家に泊まりに。外食が嬉しく夕食は不二家へ。帰りにはペコちゃんの棒付のチョコレートを買ってもらうというお決まりのコースが嬉しくて。母のいない寂しさを叔母のところで補っていたのでしょう。

 今更ですが、私の子ども時代は温かい大人の中、そして温かい仲間に支えられ今があることに感謝をしています。人間が幸に暮らせるには、子ども時代の遊びの中で協調性や心のコントロール、人間関係を学びます。勉強はいつでもできます。今しかできない遊びが存分にできることを願っています。

カレーDAYに合わせて「ナン」と美味しいクッキング

 先日、年中組でナンのクッキングを行ないました。6名のボランティアの方にご協力をいただき、粉から混ぜ、ひたすら捏ねて捏ねて…!「なんだかパンみたいな匂いがする〜」「はやく食べたいなぁ!」と食べることを待ちわびていた子ども達。ナンの発酵後、ボランティアの方たちを中心に園庭にある釜で焼いていただきました。「出来立てが食べられるよ〜!」との声に集まった子ども達、昼食前にナンの味見タイム。「美味しすぎるー!」「はやくカレーと一緒に食べたいー!」とほっぺが落ちそうになっている子も。カレーもナンもおかわりが止まらず、ナンとも美味しいカレーDAYでした。

掘って!見て!触って!秋の発見

先日『おいも掘り』に行ってきました。

子ども達は「大きいおいもを掘るぞ!」「100個掘る!」と、胸を弾ませながら畑へ。小さな手に力をこめて土を掘り進め、全身を使っておいもを引っぱる姿は、まっすぐで頼もしいものでした。 おいもが土の中から顔をのぞかせた瞬間には、あちらこちらから歓声が。

満面の笑みが広がり、達成感と喜びでいっぱいの時間となり、子ども達にとって秋の実りを全身で感じる一日となりました。